2009年4月9日木曜日

新築と中古の価格推移

新築マンションの価格崩壊が止まらない。マンションに限らないことだが、経済環境が厳しさを増している。普通のマンションを普通に売っていたら、売れ残ってしまう。これについてはデータを見るまでもなく、街中へ出てゆけばわかります。どんなメジャーブランドでも苦戦している様子がうかがえる。

先日も成城学園前駅の新築マンションが2000万円も安く売り出していました。新築で2000万円引きってすごいですね。駅にも近かったですよ。ただ、この物件はモリモトが売主でしたから、会社が民事再生手続開始の申立てをしているので事情が特殊かもしれません。

一方、狛江方面の世田谷通りの北側に面して建設された野村のプラウドも苦戦している。販売チラシには、いろんな景品を付けて販売活動しているが、まだ売り切っていないようだ。

一般的に、新築マンションの方が中古マンションよりも、価格に対する反応は早い。新築は売る切るためにあらゆる企業努力をしている。一方、中古マンションは、売主が個人である場合が多いこともあり、価格に対する反応は鈍い。仲介会社も売主の意向を尊重しなければならないので辛いところだ。マーケットの現状を丁寧に伝えても、頑として受け付けない売主がいる。損は一切したくない、ということのようだ。「損して得とれ」ということは死んでも受け入れない。結果「損したくなくて大損こきました」となる。

私は一貫して、「高いマンションは買うな」とお伝えしてきた。余裕をもって現金で買える人は別です。住宅ローンを利用して買う場合、「借金はなるべく少なくしよう」ということだ。借金はリスクである。自分の将来を質に入れている。しかし、そうは言っても、住宅ローンを使わなければほとんどの人が買えないというのも現実。そこで「高いマンションは買うな」ということになるである。「借金をなるべく少なくした方がリスクも少ないよ」ということをお伝えしたいのだ。

価格が高ければ下げ幅も大きくなる。「オシャレな街に住もう」だとか「グルメの旅めぐり」だとかいう企画をやっている場合ではない。生活防衛を真剣に考えなければいけない。どんなに社会経済が変動しても、人は生きてゆかなければならない。人が生きて行くためには家が必要だ。負担の少ない形で所有するなり、借りるなりを考えなければいけない。