2009年2月16日月曜日

マンションの売り方 2

マンションの売り方の2回目です。不動産市況が低迷している中で、マンションを売らなければならないのは大変なことです。20年以上不動産業界に席を置き、東京で仕事をしてきました。そんな私が毎日チェックしているサイトで、Nevada(金融危機特集)というのがあるので、そのサイトの2009年2月16日の記事から引用してみよう。


経済情報(異様な姿になりつつある東京の不動産)

今、東京都心で異様な姿が見られるようになってきています。空き室があちらこちらで見られるようになってきているのです。それも今までならあり得ない場所でここもあちらもという状況になっているのです。

<一例>住宅地としては超一等地とも言えます<南平台・青葉台>地区で【空きマンション・閉鎖したお菓子店・空き一軒家】と連続した空き物件がある地区がありますが、昨年末まではこのような看板はありませんでした。

<一例>商業エリアでは超一等地である青山通りで閉店した店が多く、マンションでも「貸部屋」、「売り物件」が急増してきています。表通りから一歩入ったところには一棟すべて空いているマンションもあり、これらは地上げ失敗物件でしょうが、このような物件があちらこちらに見られるのです。

また、大手不動産会社が経営難に陥っていると噂されていますが、実際に見てみますとなるほどという状況になっており、倒産も時間の問題かもしれません。ここは比較的”有名”な会社であり衝撃はかなりのものかもしれませんが、今の不動産業界では何でもありの状況となっており、「ここも倒産したか」ということになるだけかもしれません。

日本の景気は日々悪化しており今後不動産市場は崩壊しましてもなんら不思議ではありませんが、新聞に入ってきます「売り物件」広告をみますと、かなり“過激”な表現も見られるようになってきており、業者があせっているのが明らかです。

【Price Down !! 300万円Down !! 早い者勝ちです!】
販売価格 1,980万円 頭金 0円 みずほ銀行融資1,980万円広さ 13.27坪 坪単価149万円
坪単価すればまずまずの物件ですが、本当の<大底>は坪単価100万以下でしょうから1,500万を切ってはじめて底を打つのかもしれません。ただ、これで果たして収益物件になるかと言えばNOとなります。何故なら空き部屋が急増してきており、よほど家賃を引き下げませんと部屋が埋まらないかも知れないからです。

この【投資用物件】ですが、売り広告が急増しており、東京都心で10%を超える収益物件も出てきており、この1年間で2倍以上利回りが上昇してきている地区もあります。この先、15%を超える物件も出てくるでしょうが、本当に投資用不動産市場が底をつけるには≪六本木・青山・銀座≫で利回り15%を超える物件が出てからとなるでしょうから、これから50%以上価格が下落する必要があります。即ち、≪六本木・青山≫で今から不動産価格が半値になるということであり、そこまで下がれば底を打つことになるのです。

不動産崩壊が今まさに始まっています。

【Nevada金融危機特集より引用 http://blog.livedoor.jp/nevada_report/



このサイトの記事は、現場にいる我々から見てもよく実態経済を見ていると思います。テレビや新聞でコメントしている人たちの机上論とは一線を画している。信用できる情報源です。

わたしは不動産が専門だから、不動産に関する記事については一番気になるところです。Nevada情報は、現場主義の立場から見ても、よく現実を見ていると思います。

さて、今日のテーマですが、マンションの売り方です。わたしはこのブログを立ち上げたのが2008年の終わりごろでした。それまで経験してきたことをベースにマンションの売り方を書いてみようと考えていましたが、その考え方を一度、蔵にしまいこんで、新しい考え方で取り組まなければならなくなりました。

これまでは、いかに高く売るかが注目されていました。でも、もうそれは通用しません。

現在は、いかに早く損切りするかにかかってきています。早ければ早いほど損害も少なくてすみます。なんとか損を少なくしたいと試行錯誤しているうちに売りそびれ、損が拡大するのです。思い切った価格を素早く決断することがポイントです。言葉がよくないかもしれませんが、売る必要に迫られている人は、一刻も早く売り逃げるべきです。テレビや新聞のニュースだけを見ていてはマーケットの真実は見えてきません。

以上は販売する価格の問題。それと表裏をなして重要なのが、マンションそのものです。それは次回で。