不動産は高い買物だから現金で買える人はかなり少ない。東京での話をすると、たとえば代々木などの人気のエリアでは30㎡くらいの中古マンションが、今でも3000万円以上している。手許にある他の販売図面を見ても高い価格がついている。
そこで、住宅ローン融資を利用するのであるが、ここでは住宅ローンを利用しようと考えている人たちのために、全体的なことを知っていただこうと思う。なるべくシンプルに話をするから、正確な情報や最新情報は、各金融機関のサイトで確認することを忘れないでほしい。
本題はここから。
■一つ目 住宅ローン融資は、安定した収入が継続的にある勤労者であれば、誰でも借りることができる。これが大原則。日本国籍がなくても貸してくれるところもある。原則はとてもシンプルだ。
■二つ目 各金融機関は、独自に融資に関する情報をサイトやパンフレットなどで広く告知している。これはらその金融機関においての原則だと思ってほしい。原則には当然例外がある。サイトやパンフレットを見てそれが全て自分に当てはまると考えてはいけない。
■三つ目 住宅ローン融資の審査には、「人の査定」と「物の査定」とがある。人の査定とは、融資を受けようとするあなたのことだ。物の査定というのは、購入しようとする不動産のことである。
■四つ目 「人の査定」をフォルダに例えると、その中にはサブフォルダがいくつかある。「勤務先」「業種」「年収」「勤続年数」「年齢」「個人信用情報」などが審査される。細かくあげるともっといろいろあるが、ここは全体像をつかんでいただくためにシンプルに話をしている。これらのサブフォルダは、「会社概要」「個人収入」「個人信用情報」とグループ分けすることができる。
■五つ目 「物の査定」とは不動産のことだ。マンションの場合、不動産の査定をあまり気にする必要はない。戸数が少なくて資産価値が低く流動性のないマンションでなければ、あまり問題にならない。注意を要するのは一戸建ての場合だ。違反建築物には融資が出ないという原則がある。もっともあり得る違反は、増築による容積率オーバーだ。マンションの場合はこれがない。一戸建ての場合は違反建築物になっていないかが重要だ。個性的な不動産を買おうと考えている方は、「物の査定」に注意しなくてはいけない。
以上、ざっと総論について書いてみた。
次回は各論を書いてみようと思う。