人と人との間に相性があることはどなたも納得できると思う。はじめて会う人でも、なぜか親しみが持てる人がいる。そうかと思えば何年も付き合ってみてもイマイチしっくりこない関係もある。相性の問題である。いいとか悪いとかの問題ではなく、今風に言えば波動の問題なのだろう。
波動の法則は、何も人間関係だけではない。
人とマンションの関係も同じである。
すべての物質は人間も含めて固有の振動をしていて、その振動数が同調しやすければ「相性がいい」となる。
私ごとで恐縮だが、私の本の選び方はちょっと変わっている。
面白そうな本があると手にとって適当なページを開いてみる。そのときの印象がよければ、前書きを読んで目次もチェックする。そして買うかどうかを決める。最初の関門である「本を開いたときの印象」をとても大切にしている。その本との相性をフィーリングでとらえているわけだ。
この自分なりのルールをもう長いこと続けているが、この方法はマンションを選ぶときにも応用できる。
マンションを見に行ったときに、エントランスの前に立って全体をながめてみる。そして建物の周囲をぐるりと一周して、またエントランスに戻ってくる。そのときの第一印象はかなり重要で役に立ちます。
このとき、損得計算は後回しにして、とにかく「相性が合うかどうか」を見極めることです。その関門を通過したら、価格が高すぎないか、過去に大きな事件がなかったかなどをヒアリングなどでチェックします。内装や設備が新しいとか古いとかは、いくらでも後から改善できることです。
ヒアリングについては、マンションから出てきた方に直接質問すると案外親切に教えてくれるものだ。優しそうな人がくるまで待ってみよう。ゴリラみたいなオヤジはパスしておこう。住人にヒアリングするときには、価格の件を深入りしすぎないように気をつけてほしい。価格のことはとてもデリケートなので相手の気分を害してしまいかねない。礼をもって接してほしい。